タリム砂漠公路を行くと自転車に乗った男が目にとまった。こんな砂漠の砂漠の真ん中に自転車とは何故?と直感するほど場違いな光景であった。
1995年10月1日に開通した全長522キロのタリム砂漠公路をバスで一日かけて北から南へタリム砂漠を横断した。
車窓から砂漠の風景を楽しめるだろうと期待してやって来たが、防砂固砂のための防護林が出現して左右の見晴らしを遮り事前の想定はやや裏切られる結果になった。
全長522キロのうち砂漠地帯は466キロ、そのうち436キロが防護林で護られている。防護林は紅柳(タマリスク)、砂棗(すななつめ)、梭梭(そそ)で構成され、4キロ毎に設置された総数108基のポンプ小屋
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