シチリア・アグリジェント・コンコルディア神殿
2017-06-04


ギリシャの植民都市アグリジェントに平和の女神コンコルディアを祀る神殿が建てられたのは紀元前440年だという
建物は2450年もの間一度も崩壊することなく当時の構造の原形を留めた

         神殿正面(東側)
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                 イカロスのブロンズ像が横たわる

         北側から横の形はこちら
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              内陣の壁はアーチ状に穴が開けられていう

あの大地震によってもこの神殿が崩壊しなかった理由は??

ヒントはシラクーサのオルティージャ島にある大聖堂の写真です

         シラクーサ オルティージャ島の大聖堂
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         大聖堂内部
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シラクーサの大聖堂は紀元前5世紀のアテナ神殿を利用したものです 柱と柱の間は壁で埋められ一方内陣の壁はアーチ状にくりぬかれているのが写真からでも解ります
アグリジェントのコンコルディア神殿は6世紀ビザンチン時代に教会として利用するためシラクーサの大聖堂のように改築されました 柱と柱の間を壁で埋めることで建物の強度が増して後の大地震に倒壊を免れた想像できます
壁が壊され元の神殿の姿に戻されたのは18世紀になってからです

       イタリア シチリア アグリジェント  (2017年2月19日)

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